体の歪みと不調の繋がりについて

患者さんから「私の体は歪んでいますか？」という質問を度々受けるのです
それは何を気にしているのか？逆に質問をすると、その答えは・・・

 まずは見た目のスタイル、さらに体の歪みによって起きているかもしれない痛みや不調へフォーカスしている方がとても多いです。たしかに！とても大切な事ですよね？

世間やマスコミが悪のようにクローズアップして皆さんを不安にさせているO脚、骨盤、猫背、ストレートネック・・・体の歪みの一部ですが、これは酷い！という患者さんは少ないのでご安心ください。

 今回は「体の歪み」について、本当に気にして頂きたいことをお伝えします。
「体の歪み（背骨・骨盤）」基本的には日頃の生活習慣、環境から身についた体の癖なのです。

私の考えでは「体の歪み」の原因として一番大切な事は
安定した土台で真っすぐ立てているのか？真っすぐに座れているのか？だと思っています。
本質は、立つ・座る時の足裏、坐骨が安定していること。

そして、股関節、肋骨が大きく動かせる状態。さらに・・・安定した体で長時間歩けるか？
これが、自分の体の仕組みを有効活用するための最低条件だと思っています。
なかなか難しいことですが　　使うべき所を動かせない事で様々な不調や病気を作ってしまうのです。

 「体の歪み」によって本来の良い状態に戻せない体になってしまうと、様々な影響を受けてしまいます。その影響を4つに分けて説明しますね。

◎骨格や筋肉、血管、神経への影響
産前産後や日頃同じ姿勢を続けていることによる負担から起こる症状
急性・慢性の腰痛、変形性の股関節・膝関節痛、首への負担による慢性頭痛、
手・足のしびれ、坐骨神経痛、頚椎・腰椎の椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

◎内臓への影響
骨盤や肋骨、横隔膜の動きが硬くなることによる症状
胃腸の不調、逆流性食道炎、便秘、下痢、慢性疲労症候群、偏頭痛
生理痛、月経前症候群、不妊など

◎自律神経、メンタルへの影響
自律神経は背骨から枝分かれしています。体の歪みにより自律神経の働きが不安定になり起こる症状
不眠、パニック症候群、うつ症状、集中力の欠如、やる気の低下、不安症、更年期障害など

◎人生への影響
痛みや不調、病気の長期化により、目標や行動力などの低下が起こり、
生きる活力を失いがちになります。

「体の歪み」から様々な影響を受けていることを知って頂けたでしょうか？
このような影響を受けない体を作るためには、日頃からのメンテナンスとセルフケアが大切になります。さらに、持ち主の都合ではなく・・・体にとって良い環境で過ごす事が大切なのです。

 セルフケアとして超オススメは骨盤回し体操、肋骨回し体操、踵上げ、足指ジャンケン、腕振り体操、膝上げ足踏み、スロースクワットです。さらに、日常的に歩くことで足が強くなり、体の歪みを解消することが出来ますよ。

 「治る体をつくる会」では、このような事を知り、
実体験することでご自身の健康に役立てて頂いています。
自分の体は自分の細胞が治してくれているのです。

ぜひ一度ご参加ください。