「出来ていることを認める」先々への不安を
軽くするためのイメージング法

今回は頭痛とめまいの症状が出てしまいました。翌日には症状が落ち着き、来院されました。

そこで、脳の整理を兼ねて自分の出来ていることを再確認していただきました。
まずは、体と心の連動を知って頂くために腰の前屈検査と腕を上げる時の力の入り具合の検査で確認。

入園準備が出来ていないことで追い込まれた時の自分を思い出してもらうと・・・
何も考えないで行う検査よりも前屈動作が硬くなり、腕の力が入りにくくなってしまいました。
これは不安により脳が緊張したことで体が硬くなってしまった状態を表しています。

次に時系列で今回の課題（ストレス）に対する自分の感情を思い出してもらいました。
・入園が決まった時点で準備が必要だという事が分かっている自分
・幼稚園から準備するものを知った時の自分
・何を準備すればよいか？それには何が必要なのか？を書き出している時の自分
・布を購入している時の自分
・お兄ちゃんが幼稚園に行った際にも同じ準備を一度経験している自分
・今後は裁断とミシンかけをすれば終わることを認識している自分

これだけ自分の中に出来ている事実があったのです。時系列でそれぞれの場面を思い出してから,
再度前屈と腕の検査をすると、体が柔らかくなり、しっかり力が入ります。

これは自分の脳が出来ていることを認めて、気持ちがリラックスしている状態を表しています。
まだ起こっていない未来への不安の感情を持っていることは事実ですが、ゴールに向かうために出来ている事実を認識したことで脳はリラックスしたのです。

この方法で安心していただき、脳と体の整理整頓が出来ました。