無茶な糖質制限は危険です

皆さん興味津々の「糖質を制限する」ってどうなの？というお話です。
世間一般では、体重を減らすには糖質を減らすことが一番という認識をされている方が多いようです。

そこで、「糖質制限ダイエット」といきたいところですが・・・
先にハッキリ言っておきます！
無理な「糖質制限ダイエット」は危険なのでやめておきましょう。

まずは簡単な化学のお話から…
糖質の「糖」=炭水化物
「糖」の代表であるブドウ糖の化学式はC６H12O６です。
炭素Cと水H２Ｏがくっついたものなのです。

「糖質制限ダイエット」をすることで体に何が起きるのか？
先ほどの化学式で分かるように水（H２O）が減ります。
ということは、「糖質制限ダイエット」をすると、水分量が減る！
体内の水を減らし続けて体重を落とす。

その結果、もちろん体重は減りますよね？
結果が出るから嬉しい！気持ちはよくわかりますが・・・
このような方法で、健康な体で過ごすために必要なエネルギー源である炭水化物を減らして良いのでしょうか？

 身体を動かすために必要なエネルギー（糖）を取らなくなることで、本来なら体内に蓄えておくべき糖をタンパク質や筋肉から使わなくてはならないのです。
これって、かなり危険なことなのです。

「糖質制限ダイエット」は一時的に良い結果がでるかもしれませんが、最終的には継続することが困難になり、ほとんどの方がリバウンドしています。我慢の継続って苦しいですもんね！

 大切なことは、自分の体に必要なエネルギーの元になる炭水化物の必要性を理解してダイエットをすることです。
もちろん、糖質過多の場合はそれぞれに合わせて減らすことは大切ですし、その人に合った必要な食事量と栄養を摂ることが重要ですよね。
間食にお菓子や甘いものを食べている方は、それをやめるだけで体重は落ちます。
要は無理なダイエットは危険！ということを知っていただきたいのです。

 糖質ダイエットの話ばかりではなく、健康に過ごすための「糖の質」についてもお伝えします。
健康な体作りをするための糖質は豆・野菜・米・果物などからしっかり摂るべし！
「分子栄養学」では、1食に自分の拳（こぶし）1個分のお米は食べたほうが良い言われています。
生命活動に必要なエネルギー源である「糖」炭水化物はしっかり摂りましょう！

最後はみんな大好き！（笑）「砂糖」のお話です。
糖質といえば「砂糖」砂糖にも様々な種類がありますよね？

 一般的な砂糖は原料（サトウキビ・ビート）から精製されているので、必要な栄養価を抜かれています。
その砂糖によって作られているものは、ジュース・お菓子・スポーツドリンク・菓子パンなどなど美味しく感じてついつい食べてしまうものほど栄養価が低かったりします（笑）ミネラル・ビタミンが失われている、ただ甘いだけの砂糖は血糖値の乱高下を起こします。

 その結果
・疲れやすい、朝起きられない
・キレやすい、イライラする
・体がだるい、やる気が出ない
などの弊害が生まれます。

 砂糖は出来れば良いものを摂りたいですよね？
羅漢果・黒糖・オリゴ糖・本みりん・素焚糖がおすすめです。

 今回は糖質制限ダイエットから糖の質、砂糖についてお伝えしました。
全てを守らなければならないという事ではなく、
自分の体を作っている栄養素について知ることで健康への意識が高くなります。

 人生一度きりですので、元気な体で楽しく過ごせることを増やしていきましょう